人と仕事:スーパーバイザーの仕事

店の現場に入り込んで、
売上向上を支援する

現在、生鮮食品部(水産)販売技術指導課のスーパーバイザー(以下SV)として、田園都市線沿線の14店舗を担当し、魚売場の販売指導、会社政策促進に当たっています。SVの仕事は、いわば「本社と店舗の橋渡し役」。バイヤーが仕入れた商品について、加工方法や売場作りを指導したり、会社が計画した販売政策の促進を図っています。同時に、店舗の売場の現状を本社にフィードバックするのも重要な任務です。その商品を実際に売ってお客様や店員の意見はどうだったのか、売れなかった場合の原因は何か、政策が進んでない店舗にはどんな事情や問題があるのか。販売の現場で起きている問題を本社に持ち帰り、改善できる部分は、店舗と本社が一体となって素早く改善できるように対応を図っています。

店舗指導で大事なことは、店の現場の意見を聞くこと。店舗によって売場の面積や客層などの条件が違うため、一律に会社の政策を押し付けても受け入れてはもらえない場合もあります。まず店の事情を聴き、次に「何でその政策を推進しているのか」を説明して、「とにかくやってみましょう」と一緒に売場を作ったり、現場と一体となってやり方を考えていきます。その結果、実績が出れば、現場の方々も信頼して、こちらの言うことに耳を傾けてくれるようになります。

一緒に売場づくりに取り組んで、その成果がお客様の反応・売上増加につながり、「SVの言った通りにやったら売れました」と店舗担当者に感謝された時は、心の中で小さくガッツポーズします。

多くの店舗を回るため、どうしても話をするのは社員が中心になってしまいますが、パート社員やアルバイトの方など、もっときめ細かいコミュニケーションで、小さな不満や思ってることを吸い上げ、それを改善することにより、もっと信頼されるSVになることを目標にがんばっています。

お客様が足を止める魚売場をつくる

現場を指導するには、私自身が魚に対する知識や販売方法を熟知していることが求められます。これまで魚についての基本的なことは先輩から教えてもらったり、自分で手を動かし、失敗しながら身に付けてきました。しかし、魚のおろし方や盛り付け、売場の展開方法は人によって様々な工夫があり、現在でも、現場の方の仕事を見ることは非常に大事で、そこから学ぶことがたくさんあります。

また、スーパーマーケット業界は日々進化しています。これまでの知識や技術にあぐらをかくことなく、最新の知識を更新していくことも必要です。そのために本を読んだり、他社の店を回り売り方をチェックするなど、日々最新の情報を仕入れることにも力を入れています。

近年、家庭では調理の手間がかかることから魚離れが進んでいましたが、従来のように魚をマル(そのままの状態)のまま売るのではなく、内臓や骨を取って提供するなどの工夫でお客様を取り戻しつつあります。「魚は価格だけじゃない」というのが私の持論。魚売場は、お客様を立ち止まらせる力があります。たとえば、大きな魚をまるごとどーんと展示したり、赤い魚の色を効果的に見せたり。また、季節の魚で売場を作る楽しさもあります。冬場は、ブリの切り身を中心に、ブリ大根セットやしゃぶしゃぶ、ステーキなど、メニューの提案も絡めて、豊かな食卓をイメージさせることができます。そんな魅力的な魚売場には、お客様は商圏を越えて、遠くからでも足を運んでくれるはずと信じて売場づくりに力を入れています。

Episode

魚がおろせるパパはかっこいい!

仕事がら、魚をさばく腕には自信があります。休みの日、たまに家の台所で魚をおろして刺身を作ったりすることがあります。2人の息子は、いつも妻が料理している時は全く興味を示しませんが、私が魚をおろしている時は、興味津々にさばく手元を見ています。ある時長男が、「大きくなったら魚屋か寿司屋になりたい」と言ってくれ、その時は本当に嬉しかったですね。でも今は、彼の夢はプロ野球選手に変わってしまいましたが‥‥。

プロフィール

生鮮食品部 水産 スーパーバイザー

安藤 慎哉

小中学校では野球、高校・大学ではラグビー部に所属するスポーツマン。現在も、子どもの少年野球のコーチを務めるほか、会社の同僚と時々ラグビーをする。読書は、高校の恩師の影響で歴史小説を読むようになった。好きな一冊に司馬遼太郎「坂の上の雲」をあげる。食品衛生責任者、第2種衛生管理者、食品表示検定初級を取得。

キャリアパス

2000年
水産担当(横浜地下街店〜プレッセ目黒店〜武蔵小金井店〜二子玉川店)
2008年
水産リーダー(三鷹店〜菊名店〜五反田店)
2011年
綱島店 副店長
2012年
現職

1日の流れ

1

店舗巡回では、まず売上などのデータを調べ、異常値はないか、売れているもの、不振なものなどを素早くチェック

2

朝一で店舗に入った際は、従業員と一緒に陳列を手伝い、納品状況などを確認

3

店舗従業員が数字を正確に把握しているかをヒアリング。原因を探り、改善方法をアドバイス

4

バイヤーからの投入品の量が適正か、品質はどうか、その他問題点がないかをパート社員も含めてヒアリング

My Item

データ折込手帳

店舗巡回のスケジュールなどを書く手帳ですが、中には、売上データの集計表など、店舗指導に必要な帳票や資料を折り畳んではさみ、いつでも取り出せるようにして持ち歩いています。

オフ

水産SVたちと。飲みだすと止まらないメンバーで、家族のこと、仕事のことなど、熱く語り合っています。

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