人と仕事:部門リーダーの仕事

パート社員・アルバイトが
売り場の主役

デリカ食品とは、惣菜とお寿司をまとめた部署で、南町田店では、私を含む社員2名と30名弱のパート社員・アルバイトで担当しています。リーダーを務める私の担当業務は非常に幅広く、販売計画や勤務表の作成から、手づくりしている惣菜の製造指示、発注、商品の品出し、売場陳列など、バラエティに富んでいます。しかし、リーダーとしてもっとも考えるべきは、「パート社員が働きやすい職場をつくること」です。なぜなら、売り場スタッフの主役は、パート社員だからです。

パート社員がいなければ、製造が追いつかず惣菜の棚は欠品だらけになってしまいます。次々といらっしゃるお客様の対応もできません。そもそも、朝、開店までの限られた時間の中で、商品を陳列し終えることすらできないでしょう。そして何よりも、長年働いているパート社員は、お店のことをよく理解しています。たとえば、クリスマスなどのイベント時に商品をどの程度用意するべきか、販売計画を立てるとします。前年、前々年の売上は過去のデータからわかりますが、売れた根拠、売れなかった理由は、そのとき働いていたパート社員に聞かなければ分からないこともあります。一昨年、あまり売上がよくなかったが、去年は、陳列場所を変えたことで、売上がアップしたなど、データだけでは分からないノウハウを教えてくれたりします。だから、パート社員の知恵を借りやすくするためにも、普段からコミュニケーションをとって、お互い発言しやすい雰囲気をつくれるよう気を配っています。

無数の要素をつなげて
売上増を目指す

この仕事の醍醐味は、日々の努力や工夫の成果が、売上という数字になって表れるところです。過去の売上実績や年間行事、特売日、天気、売場スペース、陳列場所など、売上に影響する要因は非常に多岐にわたり、そのすべてを踏まえて、販売計画を立案するのは、難解なパズルに挑むようなものです。陳列方法でも売れ行きは変わるし、雨が降っているかどうかや気温の高低でも、客数や売れ筋の商品が変わります。南町田店は、グランベリーモールのすぐ側にあるため、バーゲンセールなどでモールの客足が伸びると、売上が上がったりもします。

また、商品を用意しすぎて余分な在庫を抱えるわけにはいかない一方、商品が売り切れてしまうのもよくありません。私も年末にかき揚げとえび天を切らしてしまったことがあります。年越しそばの需要を見越して多めに用意していたつもりでしたが、予測以上の売れ行きで夕方には売り切れてしまったのです。もし、材料が残っていれば、さらに売上は上がったはずです。デリカ食品の担当商品ではありませんが、そばやそばつゆももっと売れたかもしれません。商品を切らしたことで発生する機会損失は、担当部門を越えてお店全体にまで影響を及ぼすことがあるのです。

毎日がこの調子ですから、大変だと感じることもあります。しかし、知恵を絞り尽くすように考えているからこそ、成果が出たときの嬉しさが格別なものになるのだとも思います。その成果をデリカ食品チームのみんなで分かち合えたら──最高だと思いませんか。

Episode

発注してない……

入社2年目のとき、おにぎりとお弁当の発注を忘れてしまったことがありました。「このままでは、売場に空きができてしまう……」。売場の空きは、販売の機会損失を意味するため、あってはならない事態です。どうすればいいのか半ばパニックになったとき、事態を知った先輩とパート社員に助けられました。製造スケジュールや商品のラインナップを考慮しながら、冷凍庫にあった食材を使って、急遽商品をつくってくれたのです。おかげで棚に空きをつくることなく、無事に乗り切ることができました。この経験があってから、自分のミスはもとより、周りが何かミスしたときも即座にフォローできるように、代案や対処法をあらかじめ考えておくようになりました。

プロフィール

南町田店 デリカ食品リーダー

浜田 昌和

入社後、最初に配属された中央林間店でベテランのパート社員から仕事のイロハを教えられた。その経験を通じてパート社員の凄さを実感した。現在も、親しみやすいキャラクターから、パート社員たちといい関係を築いている。

キャリアパス

2012年
中央林間店 デリカ食品担当
2014年
現職

1日の流れ

1

直近の1週間や前年同月日の売上を確認しながら、販売計画を立案

2

パート社員とは可能な限りコミュニケーションをとるよう心がけている

3

売れ行き状況を見ながら補充する商品を判断。随時、陳列していく

4

お寿司など、外部のメーカーから仕入れている商品の発注も大切な業務

My Item

オロビアンコのビジネスバッグとピンクのシャツ

プライベートでも使っているお気に入りのブランド、オロビアンコのバッグをビジネスシーンでも。気合を入れたい日は、ここにピンクシャツを組み合わせる。

オフ

巨人ファンで、年間10試合以上はユニフォームを身にまとって東京ドームへ観戦に行く。

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