デリカ食品とは、惣菜や弁当、お寿司などをまとめた部署のことで、私は学芸大学店におけるデリカ食品部門のリーダーを務めています。具体的には発注や販売計画の立案、シフトの作成、数値分析などを通じて、デリカ食品部門における売上管理や商品管理、労務管理を担っています。限られた売場の中で、お客さまのニーズに合わせた出来立て商品を豊富に揃え、東急ストアのファンをつくることが私に求められている役割です。
学芸大学店におけるデリカ食品部門の責任者であるため、売場だけではなく、厨房や事務仕事といった裏方の仕事も含め、全体を俯瞰しながら業務を行わなくてはなりません。そのため、全てを自分で行うのではなく、部下やパート社員など、同僚と業務を分担しながら、部門全体が効率良く回るように心がけています。その際に重要になるのが、同僚との円滑なコミュニケーション。一方的にこちらから仕事をお願いするのではなく、相手の意見もしっかりと聞くようにしています。例えばパート社員は、私よりデリカ食品での勤務歴が長い方も多くいますので、商品の販売予測やトラブルの発生時は、そうした仲間の声に耳を傾けることで、最適な方法を導き出すことができるのです。
私が東急ストアへの入社を決めたのは、「お客さま・従業員にとっての地域一番店」を目指し、個店経営を行っている点が魅力的だったからでした。学生時代に接客業のアルバイトをしていたため、就職活動ではスーパーや小売業界を幅広く志望していたのですが、お客さま一人ひとりに寄り添い、ニーズに応えられるのはどこかと考えたとき、真っ先に浮かんだのが東急ストアです。そんな想いを持って入社をしたからこそ、私が最もやりがいを感じるのは、やはりお客さまから感謝のお言葉をいただいたときです。「この前おすすめしてくれたあのコロッケ、美味しかったよ。ありがとう」。そんな一言をもらえると、苦労が吹き飛ぶような気がします。また部門リーダーという立場でもありますので、日々の試行錯誤によって、売上や利益などの数字が目に見えて改善されていくことにも、大きな喜びを感じます。
一方で、過去の様々なデータをもとに販売計画を立案しても、その読みが外れてしまうことは多々あり、難易度の高い仕事であると実感します。例えばその日の天候によっても売上は大きく変わりますし、周辺地域で行事がある際などは、予測が立てづらいです。そうしたときにはパート社員に意見を求め、過去の傾向など、データだけでは分からないノウハウを教えてもらいます。日々のコミュニケーションが活かされる場面だと思います。
Episode
学芸大学店では月に1回ほどのペースで、自店企画と呼ばれる売場のイベントを行っています。例えばコロッケの特集を組んで売場をつくってみたり、中華をメインに惣菜を揃えて売り込んでみたり。私が主導して学芸大学店ならではの企画を立案し、POPや販売は同僚の力を借りながら売場をつくり込んでいきます。初めのうちはうまくいかなかったのですが、回数を重ねるごとに徐々に納得がいく自店企画が出せるようになり、売場にたくさんのお客さまが来てくださったときの喜びは代え難いものでした。自分のアイデア次第でお客さまの行動に変化をもたらせることも、この仕事の面白い点です。
学芸大学店 デリカ食品リーダー
内藤 慎太郎
出身は北海道で、大学進学を機に上京。中学時代は野球部、高校時代はテニス部に所属していた。現在もスポーツ観戦が趣味で、プロ野球はオリックス・バファローズを応援している。また休日には音楽ライブ、お笑いライブを観に行くなど多趣味である。
メール確認や掃除、品出し、売場づくりを行う
朝礼後、発注作業を実施
惣菜製造の追加指示を指し、ミーティング、在庫整理を行う
おすすめ商品の売り込み
売場チェック
売場チェックや品出しの際の気づき、本社からの連絡事項を記しています。考えたことをすぐにメモできるように、常にポケットに入れ、時間があるときに見直すことで備忘の役割を果たしています。
同期との一枚。最近は会う機会も減ってしまっていますが、会ったときには仕事の話やプライベートとの話をして盛り上がっています。