人と仕事:MD企画の仕事

多角的な視点からチラシを考える

現在私は、販促計画の策定や販促物の作成を行うMD企画部に所属しており、中でもチラシの制作をメインに行っています。チラシは主に東急ストア版とプレッセ版の2種類に分かれており、私はプレッセ版の企画立案・作成を担当しています。

チラシを作るうえで重要なのは、各部門の意見をしっかり把握すること。水産部や青果部、デリカ食品部など、それぞれの部門によっておすすめしたい商品が異なるため、各部門のバイヤーとの打ち合わせを通じて、意見を汲んでいます。また打ち合わせを行う際は、事前に相手のスケジュールを確認することも大切だと考えています。チラシの作成は一人で完結することが難しく、他部署の協力も必要になるため、少しでも関係する方々が仕事しやすいよう、周囲の状況を把握してから行動するようにしています。

一方、調整役として社内の意見を取り入れながらも、最終的にはお客さま目線で見やすいチラシを作ることも意識しています。紙面のスペースには制限があるため、商品の売上実績やチラシを配布する時期、競合店と比較した際の価格メリットなどあらゆる観点から掲載する商品を絞り込み、一つひとつの商品が見やすくなるようにレイアウトを組んでいます。できる限り幅広いお客さまに東急ストアへ足を運んでもらうため、チラシをお客さまへの招待状だと考え、日々の業務と向き合っています。

東急ストアファンを増やすために

仕事をする中でやりがいを感じる瞬間は、チラシを片手に買い物をしているお客さまの姿を見たときです。普段は社内での調整業務が多いですが、ふと店舗に顔を出した際、自分の作ったチラシを持っているお客さまを見ると嬉しい気持ちになります。また新店がオープンした際や新しい企画を行った際は、チラシの商品に関するお問い合わせをいただくことも多く、自分の仕事が店舗の売上に貢献していることを実感できます。

しかし、チラシを作る際は様々な商品に関する知識が求められるため、苦労することもあります。これまで水産部門でのキャリアを歩んできた私にとって、他部門の商品は未知の領域。そのため各部門のバイヤーに、商品のトレンドや適正価格などを積極的に質問し、知識を身につけるようにしています。

現在はチラシを作るうえでの基礎知識を固めている段階ですが、今後は効果的なレイアウトや色彩などデザイン面の知見も広げ、チラシを見て当社へ足を運んでくれるお客さまを少しでも増やしていきたいと考えています。さらに長期的な目線では、学生時代に取得した管理栄養士の資格を活かし、チラシを通じたメニュー提案なども行っていきたいです。

Episode

お客さまの期待に応えるために

水産担当をしていた新人時代に、とある常連のお客さまから「お魚をできる限り薄く切ってほしい」とのご依頼を受けた際、加工技術が足りず、お叱りを受けてしまったことがありました。新人で経験も少なかったとはいえ、お客さまの期待に応えられなかった自分に不甲斐なさを感じました。幸運にもそのお客さまは、毎週のように足を運んでくださる常連の方だったため、少しでもお客さまの求める加工に近づけるよう、何度も練習を重ね、努力を続けました。その結果、「徳永さんの切るお刺身が綺麗だから、毎回あなたにお願いしたい」というお言葉をいただくまで成長。お客さまに寄り添う大切さを学んだ経験となりました。

プロフィール

MD企画部 販促企画

徳永 晴香

学生時代は栄養学を専攻しており、管理栄養士の免許を取得。学内説明会で東急ストアの話を聞き、スーパー業界でも商品開発などで資格を活かせることを知り、入社を決意した。最近は家で料理をすることも多く、イタリア料理にハマっている。

キャリアパス

2017年
プレッセプレミアム東京ミッドタウン店 水産担当
2021年
水産部 アシスタントバイヤー
2022年
MD企画部 販促企画

1日の流れ

1

メールや前日の売上、競合店のチラシ確認

2

デザイナーとデザイン・レイアウトに関する会議を行う

3

掲載商品に関して、関係部署と打ち合わせ

4

会議で決まった内容を踏まえ、校正紙を修正

My Item

A5サイズのルーズリーフとフリクションボールペン

持ち運びがしやすく、ファイルやスケジュール帳を挟むなどカスタムもできるので、A5サイズを愛用中。ペンは校正紙の記載内容が間違った際、すぐに訂正できるよう、フリクションを使っています。

オフ

仕事で疲れた身体を癒すため、時々ご褒美でアフタヌーンティーに行きます。美味しいケーキと紅茶で幸せな気持ちになります。

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