私は旧・東急ステーションリテールサービスに入社し、合併に伴って2022年から東急ストアに在籍しています。現在はローソンのフランチャイジー(加盟店)として「ナチュラルローソン+toks 大岡山店」の店舗責任者を務めています。12名ほどの従業員を束ねる立場として、レジ業務、発注、売場づくりを中心に、店舗全体の業務が円滑に進むよう管理するのが私の役割です。
そうした中でも、安心安全な店舗運営と、売上管理は私に求められる大きなミッションです。お客さまに対する安心安全は言わずもがなですが、一緒に働いてくれる従業員への環境づくりも欠かすことはできません。店舗責任者として、楽しくて働きやすく、やりがいのある職場だと感じてほしいので、会話を通して店舗の改善点や困っていることなどをヒアリングし、フォローができるように意識しています。また売上管理については、お客さまの傾向や売れ筋商品の分析などが重要になります。大岡山店は駅前で、すぐ近くに大学があるという立地であるため、大学のオープンキャンパスや学園祭など、催事情報がカギをとなります。最新の情報をいち早くキャッチすることで、売上の向上を目指しています。
またそうした生の情報は、お客さまや従業員との会話からキャッチすることができます。そのためには、細やかなコミュニケーションが必要不可欠。挨拶を欠かすことなく、何か気づいたことがあれば積極的に会話をするように心がけ、より良い店舗にできるよう努めています。
仕事の面白みを感じるのは、店舗の特徴を掴み、売れそうな商品の数量を予測し、目標を立てて売場づくりを行う際です。お客さま層や時間帯、天候など様々な情報を組み合わせながら売場を展開した結果、商品が売れて売上が伸びると、とても嬉しいです。もちろん社員である私だけではできないので、従業員と一緒に考えながら売場を完成させ、売上目標が達成できたときの喜びはひとしおです。
しかしながら、売上の予測を立てて順調に伸ばしていくことは、容易ではありません。例えばコロナ禍で巣ごもり需要が増えたため、即席麺や缶詰類が予想以上に売れるなどの事態は、数年前までは起こり得ない事象でした。流行やお客さまの嗜好は日に日に変化していくものですので、社会に対してアンテナを高く張る必要があります。世の中ではどんなものがトレンドとなっているのか、人の流れにどのような変化が生じているのかなど、幅広い視野で社会を見つめることで、店舗の運営に役立てています。
そして、将来的には売上規模の大きな店舗を任されるようになりたいと思っています。より大きな店舗を担当することで、多くのお客さまの暮らしに貢献できると考えています。
※POP:販売員に代わって商品やサービスを説明する店頭・店内の陳列棚などに展示される販促物
Episode
入社して間もない頃は、POP(※)作成や売場の装飾はほとんど行ったことがなく、POPづくりには苦手意識を持っていました。大岡山店に異動してから主体的に取り組むようになったのですが、初めのうちは「凝ったものをつくらないといけない」と思っていました。しかし、他の店舗などを見たりすると、シンプルながらも要点がまとめられていて分かりやすいPOPや、大きな文字で目立たせるような工夫をしたPOPがあり、お客さまにとって「見やすいもの」が重要であると気づきました。それからは、お客さまが「食べたい、欲しい」と思えるようなPOPにしようと考えるようになり、配置する位置などにもこだわるようになりました。現在でも得意とは言えないものの(笑)、楽しんで取り組めています。
※POP:販売員に代わって商品やサービスを説明する店頭・店内の陳列棚などに展示される販促物
ナチュラルローソン+toks 大岡山店
柴沼 美鈴
学生時代は体育学部に所属し、体育の教員免許を取得。しかしながら「社会を知らずに子どもたちに教育ができるのだろうか」という思いもあり、民間企業への就職を決意した。身体を動かすことが好きで、中学・高校時代はバレーボール部に所属していた。
出勤後、売上やメール、商品、安全表などのチェックを行う
売場に出てレジ業務、品出し、欠品確認などを実施
売上管理のための精算
レジ業務、品出し、売場づくり
明日以降に向けて発注やPOP作成、後方業務を行う
通勤時に愛用している母の手作りバッグです。着替えやA4サイズの書類も入るので、とても使いやすいです。
日本中の名産名所を廻っています。その土地の食べ物は別格においしく感じます。